2006年4月24日 東京・初台のLIVE-BAR「The DOORS」にて、故・東由多加氏の7回忌を偲ぶ会が催されました。 この日は、天気予報では曇りのはずでしたが、イベントがスタートする数時間前には、都内には小雨が降ってきて、イベントが終了するまで降っていました。KIDの大切なイベントや初日公演には雨が降ることが多い、東さんは雨男という伝説どおり、みんなの期待通り(?)、この日も雨になりました。

このイベントは、東京キッドブラザース出身の役者さん、スタッフの方々が発起人となられ、東さんの懐かしい映像や音楽、懐かしいエピソードなどから、東さんやKIDの想い出に思いっきりひたることのできる一日となりました。

発起人(50音順)
新井弘通、飯山弘章、磯部弘、薄井正、内田孝敬、小原道夫、
海藤春樹、金井美稚子、北川登園、北野由美子、九條今日子、
国谷芙美子、柴田恭兵、下田逸郎、謝珠栄、深水三章、深水龍作、
長井八美、名和利志子、萩原好峰、林邦應、東れい子、久生実子、
三浦浩一、水谷あつし、峯のぼる、村松明彦、
「東由多加を偲ぶ会」事務局

偲ぶ会では、飯山弘章さんが司会をされ、KIDのスタッフの方々、役者の方々が次々にステージにあがられて、東さんの想い出話、東さんの想い出話をされました。ステージ上のスクリーンには、東さんの映像や写真が上映されていました。とても古い貴重な映像も多く、東さんが劇場の方と口論している映像やインタビューを受けている映像、また、稽古中の映像や写真などもありました。また、KIDの公演の様子や闘病時の写真、エレン・スチュワート氏のメッセージ、そして、下田逸郎さんからのビデオレター、下田さんの歌、昨年伊豆で行われた「午後の眠り 野辺の送り」(詳細はこちら)の様子などが映像で流れていました。

想い出話を披露してくださった方の中には、「SHIRO」のN.Y.公演でバンドを組んでいた皆さんも会場にいらっしゃいました。尺八の音色を聞かせていただくこともできました。また、KIDの作品で振り付けを担当された謝珠栄先生など、とても懐かしい方々も会場にいらして皆さんの前で東さんのエピソードをお話くださいました。

さらに、ステージにあがられた峯のぼるさんは、アカペラで「聖なる小屋」をフルコーラス歌ってくださいました。峰さんの大熱唱で、会場は大変に盛り上がりました。

 

最後に、久生実子さんからの提案で、KIDの「スーパーマーケットロマンス」に出てくる才蔵の台詞「僕が死んだら、手をつないでくれ、ウェーブするんだ」のように、会場に集まっているみんなで手を繋ぎウェーブをすることになりました。1階から2階、そして、ステージ上のヒトたちがみんな手を取り合って、「黄金バット」の「花・雪・風」の歌に合わせて、ウェーブをしました。今年、三浦浩一さん演出で東さんの7回忌公演で「黄金バット2006」が上演されるそうで、その出演者の皆さんも会場にいらしていました。


(一番上のタイトル右側の画像もウェーブしたときの写真になります)