東京キッドブラザース 東由多加 十七回忌記念イベントVol.3
~星を歌え・目を凝らし・耳を澄まして~

1968年から2000年に80本のミュージカルを作・演出した演劇人「東由多加」。
時代は流れ、演劇状況も大きく変わった。しかし、忘れてほしくない。風化させたくない。
東京キッドブラザース、そして「天才」東由多加を。




深水三章 朗読劇
出演:深水三章 小林由紀子

2016年12月17日(土)
開演 14:00/18:00(開場は30分前)
入場料:前売:2700円 当日:3000円(ワンドリンク付)

 

「50年目のメリー・ゴーランド」 作:金塚悦子 演出:大倉順憲

死を目の前にしている老俳優。
その人生を邂逅した時、そこに浮かびあがってくる一人の人間。
タイムマシンのような、メリーゴーランドにのって、二十代の自分にもどった老俳優。
東と深い友好のあったベテラン俳優深水三章が「あいつ」を語る。

「ボク東奇譚」 作・演出:大倉順憲

1970年渋谷裏の小さな喫茶店「ヘアー」から船出した東京キッドブラザースが
ニューヨークのオフブロードウエイに辿りつくまでー
それに参加した二人の対話で進むリーディング劇。
1970年の夏のニューヨークを、私たちは絶対に忘れない…!




ビデオ映像上映会

12月15日(木)18:00 ビデオ「さくらんぼユートピア」上映時間90分
12月16日(金)18:00 ビデオ「サラムム」上映時間120分
12月18日(日)15:00 ビデオ「霧のマンハッタン」上映時間120分
入場料¥500(ワンドリンク付)




記念展示

ポスター、舞台写真、東由多加の自筆原稿、手紙、東由多加と東京キッドブラザースの秘蔵の数々。
入場無料
* イベント開催時は展示のみはご覧いただけません。





東京キッドブラザース主宰者である東由多加が2000年、54歳で他界してから、はや17年の月日が流れた。その若すぎる死は、日本演劇界にとっても、痛恨の出来事だった。日本人による初のオリジナルロックミュージカルを立ち上げ、独自の強烈な演劇世界を確立。1970年「黄金バット」をひっさげ、アメリカ公演を成功させ、喝采を浴びた。能や歌舞伎など伝統芸能ではない無名の素人集団がだ。

「師」と呼ばれる寺山修司をも凌駕するそのオリジナリティ溢れる才能と行動力は、驚きをもって賞賛された。その後、80本のミュージカルを作・演出。柴田恭兵・三浦浩一をはじめとするスターを輩出。そんなすごすぎる演劇人、東由多加は確かに存在した。東由多加に捧げる追悼イベント第3弾。

 

出演者

深水三章
1947年5月5日熊本生まれの横浜育ち。1969年劇団「東京キッドブラザース」に入団。「黄金バット」「南総里見八犬伝」「西遊記」「黄色いリボン」「ザ・シティ」などに出演。「GOLDEN BAT」ニューヨーク公演、「八犬伝」ヨーロッパ公演にも参加。1975年退団し同年「ミスタースリムカンパニー」設立。また、映画監督今村昌平に師事し、「楢山節考」「黒い雨」「うなぎ」など今村昌平監督作品にも多く出演。現在テレビドラマ、映画などで活躍し、月1回小さな空間で「深水三章朗読劇」を上演している。

小林由紀子
1968年東由多加らと劇団「東京キッドブラザース」を結成。看板女優を務める。1970年「GOLDEN BAT」ニューヨーク公演、1971年「八犬伝」ヨーロッパ公演に参加。同年退団。結婚、就労、出産、子育て、老人介護を経て、1993年田辺一鶴に入門。田辺つる路で講談協会前座、2007年真打ち昇進。新亭号「竹林舍」を創始して、竹林舍青玉と改名。現在はフリーの講釈師として活躍中。伝統芸能の講談にニュー・スタイルを持ち込み、舞台装置、照明、バックバンドありの「美空ひばり伝」では歌い踊る。あるがままの講談ではなく、あるべき講談を目指す。




会場:ギャラリー古藤(ふるとう)
東京都練馬区栄町9-16(武蔵大学正門斜め前 千川通り)
TEL 03-3948-5328



主催:東由多加十七回忌実行委員会
http://www.facebook.com/YUKKAHIGASHI/